高卒採用手順の流れを徹底解説!

―流れを理解することで企業にとってもメリットにー

高卒採用をしていくには、事前に「どのような流れなのか」を把握しておく必要があります。

全体的な流れを知ることで、学校側との信頼関係の構築にも繋がります。

そこで、この記事では「高卒を採用する手順」について細かく説明していきます。

目次

高校生新卒採用を進める STEP8のこと

高卒新卒を採用していくには、全体的に8つのステップが存在します。

ステップごとに注意点なども書いてありますので、次の採用活動につなげることができます。

STEP1 5月下旬から活動する

高校生たちを採用する際は、事業者登録をしているハローワークに行かなければなりません。

また、そのハローワークでは高卒採用のために必要な「高卒採用求人票」を発行しなくてはいけません。

その手続きに関する説明会「学卒求人説明会」は、5月の下旬に開催されます。

ここでの注意点は、学卒求人説明会に参加しない場合「高卒採用求人票」を受け取ることができません。

「高卒求人をだしたい」という企業は、毎年必ず参加しなければなりません。

過去の参加実績は関係ないため注意が必要です。

STEP2 ハローワークに書類を提出する

高卒採用求人申込書は、A4用紙4枚あります。

求人申込書は、企業から学校。そして学生たちに渡っていきます。

仕事の内容や補足欄は、学生目線で書いていくことで高校生たちの目に止まります。

STEP3 求人票を受け取る

7月以降には、提出した「求人申込書」は、ハローワークで受理され「求人票」として発行されます。

正式に受理された求人票には、受理印が押されています。

学校側は、この「受理印」が押されている求人票のみ取り扱ってくれます。

多くの高校生たちに自分の会社の求人票を見てもらうためには、7月1日に返却が開始された時点で早めに受け取りに行くことが大切です。

STEP4 求人票のコピーを高校に郵送・持参

公開求人の場合、応募を期待したい高校へ「任意」で求人票のコピーを持参・郵送します。

また、指定高求人の場合でも同様です。

郵送する内容としては

・送付状

・求人票のコピー(表裏と青少年雇用情報の3枚のシート)

上記の2点です。

また、任意で郵送できるものは

高校は、届いた求人情報をデータ入力して学校オリジナルの一覧表を作成・配布します。

高校生たちは、その一覧表をもとに自分に合った企業を探していきます。

そのため、企業にとっては「オリジナルの一覧表に掲載される」ことが重要なのです。

高校の先生方の忙しさを考えると、7月1日以降になるべく早めに求人票を郵送・持参することがオススメです。

また、郵送するよりも持参することで、応募件数が集まりやすい傾向にあります。

訪問した際に、生徒たちに直接「仕事内容」「自社のメリット」「自社の強み」を伝えることができるためです。

また、生徒たちに指導していく先生方たちも理解を深め印象に残ることから、求人が集まりやすくなるのです。

STEP5 職場見学ができる

高校3年生たちが応募書類を発送する際に、企業決定の参考とするため「応募前職場見学」を行います。

実際に就職する企業の雰囲気もわかることから、高校生たちにとって重要な職場見学です。

応募前職場見学の有無は、求人申込書をハローワークに提出する際に決めることができます。

注意点としては、「生徒へのアンケート」「生徒たちの名前を聞き出す」などを行なってはいけません。

応募前職場見学が「事前選考」の参考にしないよう配慮することが大切です。

STEP6 応募書類の発送・採用試験案内の通知

高校生が応募書類を発送できるのは9月5日からです。

応募書類が揃ったあとは、「採用試験日時」「採用試験案内」を書面で送る必要があります。

また、電話で連絡が来た際でも「FAX・郵送」で通知を行います。

採用試験開始日は9月16日となっているため、10日以内に通知をしている企業が多い傾向にあります。

10日以上過ぎてしまうと、学校からの印象が悪くなってしまいます。

STEP7 採用試験を実施する

原則、応募書類だけの合否決定は禁止されています。

そのため、「採用面接」「筆記試験・適性検査・作文」などを行います。

採用試験は、1日で行われることが推奨されています。

採用面接では「家族構成」「尊敬する人物」「両親の出身地」などの質問はしてはいけません。

しっかりと「高卒採用ルール」を読み込んでから、面接する必要があります。

STEP8 合否結果を通知する

採用試験の10日以内を目安に、書面にて合否を学校に通知します。

生徒の自宅には、直接送ることはありません。

また、不採用の場合でも、必ず通知を送る必要があります。

不採用理由については「口頭・書面」で説明を添えることで、生徒の次の就職活動に繋がり、高校にも喜ばれます。

ここでの注意点は、高校生は1人1社しか企業を受験することができません。

そのため、不採用通知が来てから次の就職先を探すことになります。

・通知を待っている間に、受験希望だった企業の募集が閉まる。

・他の生徒が先に受験を決めてしまい、受けられない。

上記のようなことを防ぐためにも、不採用が決まった時点で

なるべく早く学校に通知を送ることが大切です。

以上が、高卒採用をする際の全体的な流れとなります。

まとめ

高校生たちや学校側は、なるべく早い企業の対応を待っています。

スケジュールをしっかり理解しておくことで、企業側も「乗り遅れた!」という事態を防ぐことができます。

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この記事を書いた人

"もっと楽しく、もっと魅力的に。" この思いを胸に、㈱TAKUMI-BASEは採用から定着までの全プロセスをサポートしています。メディア事業をはじめ、採用支援、定着支援と、企業の成長と共に歩み、成功を共に祝いたい。私たちの目的はシンプル。採用活動をもっと楽しく、もっと魅力的に。ポジティブな採用活動で企業の明るい未来を創造し、若手人材の定着と成長を最大のミッションとしています。

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