先日、岐阜県聖徳学園高等学校で「COURSE EXPO 2024」を開催しました。地元企業が集まり、高校生が様々な業種・職業を体験するこのイベントは、単なる「見学」ではなく、体感を通じて未来を描く場として大変意義深いものとなりました。今回は、参加した高校生の声を基に、イベントの成功と課題を掘り下げ、次回の展望を考えていきます。
学び、体験し、未来を広げる場としての価値
10月に岐阜県聖徳学園高等学校で開催された「COURSE EXPO 2024」は、参加した高校生にとって未来を考える貴重な機会となりました。地元企業が集い、様々な職業や業界を体験できるこのイベントは、進路選択に悩む若者に新しい視点を提供する場でもあります。参加者たちは単なる情報収集にとどまらず、自らの手で仕事を体験し、職業への理解を深めました。
体験することで学ぶプログラムの力
今回のCOURSE EXPOの核となったのは、体験型プログラムの充実。企業のブースでは、参加者が自ら手を動かして学ぶことができました。「どんな仕事をしているのか」が、実感を伴って理解できたことで、職業への興味が深まったという声が多く寄せられました。
多彩な業界紹介が開いた新しい視点
高校生たちは、建設業、介護、運送業など多岐にわたる地元岐阜県の企業の仕事を知ることで、視野が広がったと語っています。「知らなかった職業に興味が湧いた」「新しい夢が見つかった」という声が示すように、多くの業種との出会いが、自身の進路を考える良いきっかけとなりました。特に、日常生活では知る機会が少ない分野への理解が、未来のキャリア形成に大きく寄与しています。
地元企業先輩の心配りが安心感を提供
企業担当者やスタッフが高校生に寄り添い、フレンドリーな対応を心がけたことも、イベントの成功を支えた要因です。「堅苦しくなく話しやすかった」「質問しやすい雰囲気だった」という声から、参加者がリラックスして学べる場が提供されたことがわかります。若者にとって新しい環境での緊張感はつきものですが、温かい接し方がその不安を和らげたようです。
未来を見据えた展望
今回のCOURSE EXPOを通じ、多くの高校生が「将来の職業や進路について考えるきっかけを得た」と語っています。彼らが地元企業や業界への理解を深め、「地元で働くことへの関心が高まった」というのも重要な成果です。
ただし、「まだ自分の進路が決まっていない」という声も多く聞かれました。こうした高校生たちに対しては、将来の選択肢をさらに広げるイベントの在り方が求められます。例えば、専門性の高い業界の紹介や、最新トレンドを取り入れた企業の参加を促すことで、多様な可能性を提示していきたいと考えています。
また、SNSを活用した情報発信も強化する必要があります。LINEやInstagramが特に若年層に支持されていることがアンケートから判明したため、今後COURSE事務局でもこれらのプラットフォームを活用して高校生とのコミュニケーションを深めます。
学びと楽しさを両立させたイベントのさらなる進化を目指して
COURSE EXPO 2024は、多くの高校生にとって「学び」と「楽しさ」を両立させた特別な場となりました。次回は、さらに満足度を高めるための改善を進め、より多くの参加者が自分の未来を描けるイベントを目指してまいります。