岐阜県の次世代を担う高校生たちと地元企業の真価を自らの視点で探求し、その魅力を多くの学生に伝える取り組みが始動しました。地元岐阜の多様な産業とその魅力、これに対する関心は高まっているものの、実際にCOURSE事務局が2022年に行ったアンケートに回答した約2,200名の高校生の中で、多くが「企業情報に関する関心はあるが、具体的な研究方法がわからない」という声を上げています。
そこで、ＣＯＵＲＳＥ事務局では彼らの直感や感想をもとに、地元企業の魅力を伝えるための新しいプロジェクトが立ち上げました。この取り組みは、岐阜県内で実施された進路アンケートにおいて、多くの学生から寄せられた「企業情報に関する関心はあるが、具体的な研究方法がわからない」という声を受けてのこと。
地元企業を紹介する「ＣＯＵＲＳＥ」の紙面を高校生と一緒に作成し「高校生が本当に聞きたいこと」を学生たちの生の声として、企業に取材に出向き、地元企業紹介の紙面製作を共同で行います。これは、岐阜県の産業の未来を感じるとともに、若者たちのキャリア選択をサポートする重要なステップとなると考えています。
岐阜県高校生と地元企業が織りなす未来
岐阜県の多くの企業は、その真の魅力を地域の人々に知ってもらえていない。COURSE事務局の新プロジェクトは、高校生が地元企業の現場を訪れ、その魅力を再発見し伝える取り組みになります。この活動は、岐阜県のブランド力向上を目指す一方、次世代のキャリア選択を豊かにする目的も持つ。地元企業の未知の魅力を、高校生の視点から伝えることで、岐阜の経済活性化と若者の夢の拡大に貢献することを期待しています。また、岐阜県に若者を呼び戻すサスティナブルなサイクルを作るために、生徒の探究的な学びと進路の実現、そして地域の未来を見据えた就職を考えるヒントが詰まった取り組みになると考えています。
岐阜県高校生による企業紹介の新メディア
このプロジェクトは、岐阜県の高校生が地元の企業を訪問し、その魅力を自らの視点で発信する新しいメディアです。従来の企業紹介は企業側の一歩的な発信が中心であったが、このプロジェクトでは、若者特有の感性で企業のリアルな一面を伝えます。他のメディアにはない、高校生の率直な声と感じる魅力が独自の内容となっています。
更に、岐阜県の特色を活かし、地元企業の深い部分を掘り下げて取材します。この深掘り取材は、岐阜県独自の魅力や地域性を更に引き立てます。
一方、このプロジェクトの希少性は、高校生が実際のビジネス現場を訪れることにあります。通常、高校生が企業現場を体験する機会は限られていますが、「COURSE」では、現場の空気や働く人々の声を直接感じることができる経験を提供します。
また、企業側にとっても貴重な機会です。通常接することのない高校生との直接的なコミュニケーションを通じて、次世代の意見を知り、それを自社の採用活動などに反映することが期待されます。
「COURSE」は、高校生の新しい視点と、岐阜の地域性を活かした独自の企業紹介を提供します。
未来を担う高校生と地方創生の一環としての地域活性化
このプロジェクトは、地方創生の一環としての地域活性化と次世代の働き手確保にも貢献します。
全国的にも注目の地方創生の動きを受けて、この「COURSE」は岐阜県独自の資源や魅力を再発見・再評価する必要性を感じています。高校生たちが自ら足を運び、地元の企業の素顔や魅力を取材、発信することで、新たな地域の価値を創出します。
さらに、日本が直面する労働人口の減少や都市部への集中という課題にも一石を投じるこのプロジェクト。「COURSE」は、高校生が岐阜県の企業の魅力を知ることで、将来的に岐阜でのキャリア形成を考えるきっかけを提供します。
そして、このプロジェクトの最大の特色は「若者の声」です。近年、若者の意見や感性の価値が多くの場面で見直されています。この「COURSE」も、その流れを受けて岐阜の高校生たちが真正面から企業や地域の魅力を伝える場となります。
